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WoodDesign 奨励賞受賞!『HAMACHO FUTURE LAB』
NEWS 11月 15, 2024
『HAMACHO FUTURE LAB』が、Good Design賞に続き、Wood Design賞においても2部門で受賞いたしました。特に、Wood Design賞の「コミュニケーション分野」では、上位賞である奨励賞(審査委員長賞)を受賞いたしました。このたびの取り組みが、高く評価されたことを、大変喜ばしく思い、ご報告申し上げます。
【受賞タイトル】
〔コミュニケーション分野〕
受賞名:WoodDesign賞 奨励賞(審査委員長賞)
作品名:既存 木造棟、ならびにRC棟を“ウッドデザイン”でいかす、
新発想のアーバンデザイン拠点『HAMACHO FUTURE LAB』の開発
〔建築・空間分野〕
受賞名:WoodDesign賞
作品名:既存 木造棟ならびにRC棟を、“ ウッドデザイン “ で再生した
アーバンデザイン拠点『HAMACHO FUTURE LAB』
【受賞対象者】
安田不動産株式会社
株式会社ワクト
株式会社再生建築研究所
奨励賞を受賞した〔コミュニケーション分野〕詳細一部紹介
【アピールポイント】
我々は残された建物の延命措置か、大規模開発の二者択一ではなく、街に元々あった建築物を再利用した、循環型の開発に取り組みました。本件は建物単独では新規テナントに提案が難しく開発が困難であった、隣り合う2敷地に建つ木造棟とRC棟を一体的に活用しています。これにより、木造棟は、「遵法化」「耐震性」を確保、在来木造構造を生かした空間を獲得。RC棟は用途変更により生じる「避難経路不足」を解消しました。
結果、オフィスとランニングステーション&サウナの複合施設『HAMACHO FUTURE LAB』が誕生し、街に新しいアメニティーを付加。街に根付いていたコミュニティーの方々にも歓迎されています。
【環境保全の効果】
既存建築物の構造を活かしているため、大量の建築資材の生産や運搬による環境負荷を抑えています。また、廃棄物処理や運搬に伴う環境負荷も抑制しています。『HAMACHO FUTURE LAB』のような開発を、RC造も木造も存在する日本橋浜町の次の開発においても応用することで、環境負荷の少ない持続可能な開発がさらに広がると考えています。
さらに、この様な開発が街づくりのビジネスモデルとして認知されることで、他の地域でも同様の開発が促進され、それぞれの地域で、その地域の歴史の上に築かれた環境に配慮した、持続可能な開発が広がることを期待しています。
【森林保全・経営、再造林の促進の効果】
アーバンデザイン拠点『HAMACHO FUTURE LAB』の開発により実現した木材そのものの耐久力、応用力、柔軟性や魅力的なデザインを、木造棟のワクトのオフィスに訪問していただくことで、再認識していただけると考えています。
そして、本件の取り組みが、都市開発の新たなビジネスモデルとなることで、当時は入手可能であった希少木材の再利用がはかられ、それにより新たな木材の伐採を抑制することにつながると考えています。
また一方で、木材の加工や取り扱い技術が、次の世代に継承されることで、木材の利用を将来にわたり持続することにつながると考えています。
【地域コミュニケーションのPR資料】
今回の応募では地域コミュニケーションにもフォーカスを当てており、プレゼン資料にて「日本橋浜町エリアマネジメント」における活動を紹介しています。
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